回顧2025

アニメ 昨年12月、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の極秘情報がアクシデントでイタリア語版の公式サイトから漏洩した。そこで目にしたあらすじは意外な内容で、とにかく想像力を刺激された。しかし、年が明けて公開された劇場先行版は、想像したよりぜんぜん大…

あの頃から25年が経ち

2025年を振り返ると、2000年のアニメを思い出して、時の流れを感じた一年だった。 まず1月に鶴巻和哉監督の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』があり、11月末に細田守監督の『果てしなきスカーレット』があった。 彼らは、2000年にそれぞれ『フリクリ…

第21回「よつばの。読書会」参加レポート

第21回「よつばの。読書会」に参加しました。今回も、特殊な表現や面白い着眼点に触れることができて、いろいろ刺激を受けました。 会場で読んで印象に残った本 (さかえさんの持ち込み本) ゆかたろ『AKNMR Log. Version1.01』……『高機動幻想ガンパレード・…

李白の詩が書かれたLDジャケットイラスト

部屋が殺風景なので「レーザーディスクのジャケットでも壁に飾ってみるか!」と思い立ち、『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の第6巻を用意したところ、イラストの背景に並ぶ漢字が気になった。これは単なる装飾なのだろうか? それとも…

「NotebookLM」がアニメの内容を即座に要約したので驚いた

はじめに Googleの「NotebookLM」は、指定した資料(PDFなど)に人間の代わりに目を通して、情報を整理してくれるツールだ。最近、資料だけでなくYouTubeのURLも指定できると知り、アニメで試してみたところ、即座に要約が出てきて驚いた。 notebooklm.googl…

『アニメ・ファンタジスタ・ジャパン2024』「新時代の作画――美術・撮影・3DCG」の感想

『アニメ・ファンタジスタ・ジャパン2024』のメインステージで行われた7公演のうちの1つ、山本健監督とちな監督の対談「新時代の作画――美術・撮影・3DCG」を観に行った。今年生まれたばかりのアニメイベントであり、会場もホテルのワンフロアと小規模、か…

『化け猫あんずちゃん』の感想

ポスター画像の第一印象は「ぼくはこの映画のターゲットではなさそう!」だったのだが、ぼくが好きな『花とアリス殺人事件』でロトスコープアニメーションディレクターを務めた久野遥子さんが監督の一人と知り、興味が湧いて観に行った。そしたら、思いのほ…

『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の感想 (1)

ぼくはウマ娘自体は好きでも嫌いでもないのだが。TV版はべテランの及川啓さんが監督したが、今回の劇場版は映画初監督の山本健さんの作品ということで、どんな感じかしらと期待して観に行った。そしたら、メチャクチャつぼにはまってしまい、毎週のように…

「よつばの。読書会20」参加レポート

おすすめの同人誌を持ち寄って参加者が自由に読むイベント、「よつばの。読書会」(第20回)に参加しました。 僕は読むだけの立場で参加(最近同人誌を買っておらず、今回は持っていく本が無いため)。参加するのは5年ぶり。僕が参加し始めたのは、2007年の…

『フルムーン伝説 インドラ』のセル画

幻の押井守企画作品『フルムーン伝説 インドラ』がTwitterで話題になっているのを見かけたので、便乗して持ち物自慢。 パイロットフィルムのセル画。張り付きなし。オークションに「作品名不明」として出品されていたもの。没になった企画ではあるものの、こ…

『ゲゲゲの鬼太郎 河童のテラフォーミング』の感想

「ゴールデンウィークだから出かけたい。でも人混みは嫌だ」「じゃあ人が少なそうな観光スポットに行けばいいじゃない!」ということで、浜岡原子力発電所の横にある浜岡原子力館に行ってみた。期待通り、人はまばらだった。 そしたら、施設内のシアターで『…

『魔法少女にあこがれて』第7話

前期、マジアアズール(主人公の敵)のエロいシーンを期待して観続けたと言っても過言ではない『魔法少女にあこがれて』(以下『まほあこ』)ですが、その第7話。過去の場面で、幼少時の主人公がアニメを観る描写があった。 その劇中アニメでは、怪物から逃…

原画マン・動画マンの「~マン」が気になる今日このごろ

アニメに関する文章を書く時に、今まで僕も使ってきた言葉、「絵コンテマン」「原画マン」「動画マン」「レイアウトマン」。ふと意識してみると、「man=男」なので、日本が男性中心社会をやめる方向にかじを切る今、このまま使い続けて良い言葉なのだろうか…

最近WEB記事で読んだ押井守監督のレイアウト集の話

www.cinra.net この記事を読んで、押井守監督のレイアウト集の話が気になった。 私の作品でも『攻殻(攻殻機動隊)』あたりはほぼなくなっているし、『パトレイバー(機動警察パトレイバー)』なんてもう影も形もない。個人的にどうしても保存したくて出版社…

今月のアニメ雑誌の雑感(2023年4月号)

『月刊Newtype』 ◆「新房昭之のあの人とヒミツの話」。ゲストの倉田英之さんが「買うことに対する悩みがない。本も映画も自分で作ったら莫大なお金がかかる。その点、制作費10億円の映画の映像ソフトを5000円で分けてもらえるなら安い」みたいな話をしていて…

『ストップ!!ひばりくん!』第9話

U-NEXTで『ストップ!!ひばりくん!』の梅津泰臣さんの作監回を観ていたら、劇中で小学生男子が使う勉強ノートに「幻マ大戦」と書いてあった。で、「ああ、ちょうどアニメ界で『幻魔大戦』が話題になった時代だったのかな?」ぐらいに思ったのだけど、WEBで梅…

昔スタジオディーンのサイトにあった西村純二さんのコラム

人と『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』の話をしていた時に、「昔、スタジオディーンのサイトに、西村純二監督の制作日記的なコラムがあったんですよ!」「へえ〜知らなかった!」という話になった。「こういうことを若者に伝えるのも、わしら古老の務めか…」と思…

『100カメ×アニメ 進撃の巨人』の感想

NHKのドキュメンタリー番組『100カメ』で、TVアニメ『進撃の巨人』を制作するMAPPAのスタジオに100台の小型カメラを設置し、スタッフに密着するという回を観た。 これまでも、ジブリ作品や『シン・エヴァンゲリオン』といったオリジナル劇場アニメの制作現場…

「『夢みる機械』班が選ぶ映画100」を観終わった

13年も前の話だが、今敏監督のブログで「『夢みる機械』班が選ぶ映画100」という記事を読んだ。 KON'S TONE:「夢みる機械」班が選ぶ映画100・前編KON'S TONE:「夢みる機械」班が選ぶ映画100・後編 『夢みる機械』とは監督が当時制作中だった作品名で、記事…

今月のアニメ雑誌の雑感(2022年11月号)

『月刊Newtype』 ◆書店で「表紙が華やかだな」と思った。『Newtype』の表紙にガンダムの顔があるとホッとする。キャラもいて密度感もあって好き。ちなみに表紙と裏表紙が一対の絵になっていた。 ◆「井上俊之の作画遊蕩」、ゲストは前回に続き吉田健一さん。…

『ラブライブ!スーパースター!! Official Visual Collection I』の感想

『ラブライブ!』関連の本をたまに買っては、期待した内容と違って「not for meだった!」と落胆するのだが、『ラブライブ!スーパースター!! Official Visual Collection I』は自分好みの絵がたくさん堪能できる本で良かった。 数名のアニメーターが描いた…

『作画汗まみれ』の「車というものはない」

作画汗まみれ 改訂最新版 posted with ヨメレバ 大塚 康生 文藝春秋 2013年04月10日頃 楽天ブックス Amazon Kindle ebookjapan 学生時代に大塚康生さんの『作画汗まみれ 増補改訂版』(2001年)を読んで、『ルパン三世』の企画書に関する次の文章に「なるほ…

今月のアニメ雑誌の雑感(2022年10月号)

今月からアニメ雑誌の感想を書くことにします。(といっても、隅々までは読んでいません。自分が気になった記事を読むだけ。) 『月刊Newtype』 ◆9月6日に、東京オリンピックをめぐる汚職事件でKADOKAWAの元専務らが逮捕されたニュースを観たばかり。なので…

『ハイジ展』の感想

アニメの『アルプスの少女ハイジ』も基礎知識以上のことは知らないし、ましてや原作の児童文学とはまるで縁がないので、「少し詳しくなれるかな?」と思って観に行った。 美術館へと至る歩道に告知ポスターが掲示してあった。それを見ながら「(家庭教師の)…

『第3回 作girl杯2021』を観た

【前回】『第2回 作girl杯2020』を観た - bono1978 BLOG 昨年に続き、1月2日にbilibiliのライブ配信で観た。 コメンテーターは中国のアニメ愛好家の方々(SFLSNZYNさん、rocefactorさん、甲魚丸さん、Ran_choさん)。ただ、中国語なので喋ってる内容は残…

『竜とそばかすの姫』の感想

ファンの期待しないものを見せること 細田守監督の新作が公開されるたびに、「最近の細田作品はファンの期待しているものと違う!」という感想をネットで見かける。その期待しているものが『デジモン』なのか「橋本カツヨ」なのか、『時かけ』なのか『サマー…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の感想

TVで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が放映されたので、横目でチラチラ観た。なぜ横目かというと、あまり興味がわかなかったから。『Q』は劇場で一度観たきりだけど、何がしたいのか本当に分からなくて、僕の心の中に置き場所が無かった。 だけど、今回は…

うめだりゅうじ氏の卒業制作アニメをついに観た

YouTubeを散策していたら、うめだりゅうじ氏のアニメがあって、びっくりしてしまった。 自主制作アニメ 卒業制作アニメ 「空を飛んだ日に」 【参考】WEBアニメスタイル:アニメの作画を語ろう animator interview うつのみやさとる(2) 小黒 その、うめださ…

「藤津亮太のアニメの門チャンネル【会員枠】『理想のアニメ原画集を求めて』を振り返る!」に出た

藤津亮太さんのメルマガ終了(動画メインの活動への移行)に伴い、水池屋さんによる原画集レビュー連載も最終回を迎えました。それで、2021/01/08(金) 22:30から、連載を振り返る生放送に水池屋さんと一緒に出ました。 5年間も定期的に作業し続けたので、そ…

『第2回 作girl杯2020』を観た

たまたまweiboで告知を見かけて、1月2日に『第2回 作girl杯2020 華語作豚年度評選』のbilibiliライブ配信を観てみた。実行委員会がノミネートした候補に作画ファングループの人達が投票して、2020年のアニメを振り返るイベント、なのかな? 最初、機材トラ…