当日の様子
自分が編集した水池屋さんの同人誌を売るために参加。サークルが配置された場所は、アニメスタイルの正社員になったというunkoerさんのサークル「アニメ偏報」と、『月刊アニメスタイル』時代に一緒にアルバイトをした、やしさんのサークル「NANL」に挟まれていて、アニメスタイル色の濃い一角だなと思いました。
開始30分間だけ買い物に出かけて、後はずっと自分のスペースで売り子をしていました。冬なので寒さが厳しかったですね。新しいもの好きなので、pixivPayにも対応してみましたが、利用者は0人でした。
文章の本なので需要が読めなかったけど、蓋を開けてみれば次回に続きが出せるぐらいの冊数は売れたので、良かったです! また差し入れなど下さった方、ありがとうございました。
買った本
・まつもとあつし『アニメ・マナビ アニメと配信の現在と未来 〜Netflixはアニメビジネスの救世主か?〜』
ジャーナリストのまつもとあつし氏と西田宗千佳氏の対談本。『ボルトロン』や『Overwatch』といった日本風のコンテンツが日本抜きで海外で作られている状況を西田氏が危惧する発言があって、僕も同じことを(特に中国のWOLF SMOKE STUDIOが『Overwatch』のアニメPVを作った時に)感じていたので、うなずきながら読んだ。それに続く文で、1990年代には日本にPCメーカーがたくさんあったのに、今も同じ体勢で続いているところは、ほぼパナソニックしかない。現在たくさんある日本のアニメスタジオがそれと同じ歴史を繰り返す可能性があるという予測は、そんな未来が容易に想像できてしまって、ゾッとした。
・氷川竜介『アニメ怪獣SF青春記 1974年の大変革と怪獣倶楽部の誕生』
昨年TVドラマの題材にもなった伝説的同人サークル「怪獣倶楽部」の当時の様子や、氷川さんの学生時代・アマチュア時代を記した自伝。怪獣倶楽部の発足は大伴昌司氏の急逝が影響しているのではないかという考え方など、なるほどと思わされた。オタク向けメディアの開拓時代の話なので、読んでいて面白かったですね。
・山門郁夫『ネト充のOP・EDのススメ方~ネト充にもススメる原画・コンテ集』
タイトルロゴのアニメーションが印象に残っていたのだけど、解説を読んで山門氏の持ち味だと分かりました。
・unkoer、芯入り、東京都、ムトベ『ごうがいアニメ偏報Max Heart』
原画集レビュー連載で水池屋さんが病気で1回だけ休んだ時に、芯入りさんに代理原稿をお願いしたのだけど、その原稿が収録されている関係で、表紙が水池屋さんの同人誌のパロディになっていました。タイムシートの「全何枚中の何枚目」を記入する欄が各社でどのように違うかを検証する記事が面白かったです。
・おもちまみれ『おもちかしら??』
『Just Because!』第1話、第7話、第11話のレイアウトが掲載されていました。
・すな(近岡直)『ふゆぼん』
水彩や油絵で描かれたアニメキャラのカラーイラスト集。絵が凄くかわいい。
デフォルメされた絵柄も好きなので、マグカップも買いました。
・五十嵐海『ぐわ/ぺ/えん』
トリガーのアニメーター・五十嵐海氏のペン画、鉛筆画のイラスト集。
同人誌と一緒に買った御札ステッカーは、格好いいので、MacBookの天板に貼りました。御札というアイデアも良いですね。
・若林信『若林信仕事集2』
『エロマンガ先生』第8話の絵コンテ集。絵コンテに吹き出しを被せて解説コメントが記されている。吹き出しが半透明なので、絵コンテの内容もちゃんと見ることができる。これは面白い作りの絵コンテ集だなと思いました。
・多魔『COMI DASH 業界クリエイター取材集 No.01』
中国の同人誌即売会「comiday 成都同人祭」代表の多魔氏の同人誌。同即売会のパンフレットに掲載された、アニメーター・榎戸駿氏のインタビューなどを収録。中国のかたなので、ところどころ日本語がたどたどしいけど、アニメに造詣が深く、アニメーターにこんなに深く質問できるインタビュアーは珍しいのではないかと驚かされた。