『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』第7話の移動シーン

 最近、まんだらけオークションで『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』第7話Aパート後半の絵コンテを購入した。僕が第7話で特に好きなのはBパートのほうで、そちらも以前に出品されたのだけど、その時は入札し忘れてしまった。今でも後悔している。

 さて、今回入手したパートで好きなシーンは、岩に半身埋まった「素晴らしきヒィッツカラルド」を「マスク・ザ・レッド」が始末したあと。歩み去るレッドと「直系の怒鬼」の姿がヒュッと消えて、次の瞬間、空に一筋の光が流れる。多分、2人が光速で次の戦場に向かったことを示す表現だと思う。5秒ほどの短いカットだけど、真空波をレッドが刀身ではね返し、ヒィッツカラルドの手が切り刻まれ、2人が去るまでの流れが1カットに巧みにまとまっている印象的な場面。なのだけど、絵コンテでは2人の姿が消える瞬間までしか描かれていなかった! では、あの格好いい、空に光が走る演出は誰の発想なのだろうか。疑問が湧いた。

 また、そもそもこのシーンは、映像本編ではAパートの後半ではなく、頭の方にある。つまり完成映像と絵コンテでは、若干シーンの並び順も違っているのだ。絵コンテでは、諸葛孔明と混世魔王樊瑞との会話シーンの間にこの場面が挿入されていた。

 そのような発見があったので、Bパートも含めて、第7話全体の絵コンテをいつか見てみたいなーと改めて思った。

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