「よつばの。読書会13」参加レポート

  おすすめの同人誌を持ち寄って参加者が自由に読むイベント、「よつばの。読書会」(第13回)に参加しました。

持参した本

 僕は普段はアニメ資料系の同人誌を持っていくのだけど、今回は「怪獣倶楽部」関係の資料を中心にチョイス。TVドラマ『怪獣倶楽部~空想特撮青春記~』放映を機に、新たに興味を持った人に手に取ってもらえばとの思いで。
 持参した中では、怪獣倶楽部メンバーのインタビューが掲載されている『資料性博覧会公式パンフレット』01と02が(おそらく現状入手困難なこともあり)好評だった。
 また、アニメ資料ファンは、小黒祐一郎さんの同人誌『LET's BEGIN』創刊号を興味深く見ていたようだった。

 

  

会場で読んで印象に残った同人誌

  • パナソニー『パナソニーの動く同人誌2』…アニメーション手法の一種「スキャニメーション」を活用した同人誌。直線の集合体のような模様の上で付属のスリットシートをスライドさせると、ビデオゲームキャラの動く絵を見ることができる。手法の特性上、動かせるのはシンプルな絵に限定されそうだったけど、複数ページにまたがるパラパラ漫画と違って、1ページで完結するところが新鮮だった。
  • 暁ゆ~き『男の娘風俗初体験したら最高だったレポ』…いろんな世界があるのだなーと思った。僕はそういう性的嗜好は無いのだけど、絵がかわいいので意外と抵抗感無く読めた。
  • 鎖国探偵『CALL Of MORIKUBO』『もりくぼ…もう殺すしかないんですけど…』…アイマスの二次創作。鎖国探偵氏のマンガはアーティスティックすぎて理解できないこともしばしばあるのだけど、この2冊は尖り具合とギャグテイストのバランスがよく、とても面白かった。
  • 日本鉄道研究団体連合会『鹿島抱きまくら中百科』…抱きまくらカバーの中にも傑作と呼べるものがあるので世に伝えたい、という筆者の想いが同人誌らしくて良いと思った。
  • 北村ヂン『贋作まんが』…今風のネット文化(ユーチューバーとか)を盛り込んだ『ドラえもん』のパロディ。コマ運びなんかもオリジナルに似ていて面白かった。
  • さといも屋『愛知県のセーラー服が可愛い理由。-徹底解説!名古屋襟読本-』…セーラー服の構造やデザインには地域ごとに特色があり、特に名古屋の物はこうだと解説した本。服飾の腑分けに民族学的な香りが感じられて面白かった。

  

 

 

(2017年6月9日(土)「よつばの。読書会13」@東京都中央区立産業会館2階展示室)